働かなくても稼げる??不労所得とは
不労所得という言葉を聞いたことはありますか?「不労」の名の通り、働くことをせずに、所得を得られることを不労所得と言います。
今現在あらゆる手段で不労所得を得て生活をしている人がたくさんいます。
中にはサラリーマンが副業として本業の収入とは別に不労所得を得ていたり、副業としてお小遣い程度に不労所得を得ていた人が、気付いたら本業の収入を大きく超えてしまい、不労所得をメインで生活するようになるなんてことも珍しくありません。
働かなくても収入を得ることが出来るなんて夢のような話ですよね。
それでは実際不労所得とはどういったものなのでしょうか。不労所得の種類からあらゆる視点での注意すべき点も踏まえて紹介していこうと思います。
本当に働かなくて良いのか
まず、そもそも不労所得とは本当に何もしなくても良いのでしょうか?
答えはほとんどの場合「No」です。
皆さんが想像する本当に何もしなくても収入が得られる不労所得と言えば例えば、CDや小説などを出版して得られる印税での収入などを想像する人が多いのではないでしょうか。
確かにそれも立派な不労所得であり、一度出版して売れると何もしなくても半永久的に所得が得られる仕組みの一つと言えます。
しかし、実際それを叶えられる人はどのくらいいるのでしょうか。
例えばCDを出すにしても、まずヒット曲を作り出さなければいけません。そのためには音楽の知識を身に付けた上で多くの人に認められる音楽を作り出す才能が必要不可欠になってきます。
小説での印税収入を得る場合も同じで、たくさんの人の心に残るような小説を執筆出来るだけの才能を求められます。
これらは残念ながら努力で必ずしも勝ち取れるというものではありません。
そうなると、不労所得はやはり自分の力で自分に合った仕組みを生み出さなければいけない部分がありますし、一度作った仕組みは自分で管理し続けていく必要があります。
そういった意味で「完全に何もしなくても収入が得られる」という意味での不労所得はほとんど無いと言っても良いでしょう。
不労所得の種類
完全に働かなくても良い不労所得はほとんど無いという話をしましたが、それでは実際どのような不労所得があるのでしょうか。
今現在多くの人がやっている代表的な不労所得をご紹介していきます。
アフィリエイトなどのネット収入
1つはアフィリエイトでの収入です。アフィリエイトというのはネット上で行うものですが、いわゆる個人でやる広告代理店のような立ち回りです。
例えば自分で開設したHPやブログ、その他ショッピングサイトなどを運営していればそちらでも構いませんが、自分で作成したサイト上にいろんな企業の広告バナーを掲載します。
自分のサイトにアクセスした人がその広告バナーに興味を持ちクリックするとそのクリック数に応じて報酬が入るという仕組みです。
アフィリエイトでの不労所得のメリットは、なんといっても初期費用の安さです。
基本的にPCやスマートフォンなどがあれば出来ますし、毎月の支出もサーバーとドメインにかかる約2~3千円程の費用のみなのでリスクが少ないという点です。
ただ、これも一度仕組みを作った後安定的な収入を得るためには継続してサイトの運営を続けなければいけません。
一度軌道に乗って安定的な収入が入るようになっても、サイトの運営を止めてしまうとたちまち収入が入らなくなるという特徴があります。
不動産などの土地を使った収入
不動産経営での収入も立派な不労所得です。
元々代々家が地主であるというラッキーな人もいるかもしれません。
しかし、サラリーマンなどの元々自分の土地を所有していない人が副業として不動産経営をして不労所得を得ることも今では可能となっています。
その例として区分マンション経営というものがあります。
例えばマンション経営をする際、マンションのビル1棟を買おうとすると数千万~数億単位のお金がかかってしまい、一般の人が始めるにはなかなか難しくなります。
そこでマンションを1部屋だけ購入し、それを人に貸すことで家賃収入を得るのです。
1部屋なら場所にもよりますが新築でも3千万くらいから、また中古マンションだと1千万くらいで購入出来るものもたくさんあります。
アフィリエイトに比べると初期投資は高めになりますが、一般のサラリーマンでは決して手出しが出来ないような金額でもなく始められるというのが特徴です。
メリットとしては、誰かが入居している間は毎月安定して収入が入って来るところです。ただ、逆に空室となってしまうとその瞬間収入が0になってしまいます。
その場合は新しい入居者を探すために自分から募集業務などをする必要があります。また毎月の集金も労働の1つとなります。
会社経営
会社経営で不労所得という方法もあります。会社経営と言えば数えきれないほどいろんな業種があり、最近は若くして独立して自分で会社を立ち上げている人も多くいます。
会社経営というのも仕組み作りの1つであり、例えば自分の設立した会社で従業員を雇い、その雇用の範囲の中で上手く収益を生み出す仕組みを作ることが出来れば際限なく収入を得ることが可能になります。
ただ、会社経営もやはり自分で設立した以上その仕組みを維持するためには、あらゆる会社経営上で起こる問題点を解決したりする必要もありますし、従業員を確保しておくという必要も出てきます。
不労所得の仕組みづくりをする上で注意すべきポイント
では、不労所得を得る仕組みづくりをする上でどんなことに気を付ける必要があるのでしょうか。不労所得を得る仕組み作りをする上で誰しもが陥りやすいポイントを挙げていきます。
デメリットを理解する
まず、不労所得を得る仕組み作りをする上で、デメリットを事前に把握していくことが大事です。
例えば、不動産経営をするためにマンション1室を購入する場合は後々のリスクを知っておく必要があります。土地は常に価格下落のリスクが付いて回ります。また、自分の所有する部屋で事故などが起きてしまうと、その後借り手がつかなくなってしまうというリスクもあります。
その場合収入は入らないのに管理費や修繕費、部屋をローンで購入している場合は返済にお金を工面する必要も出て、結局赤字となってしまいます。
そのような最悪のリスクも想定した上で、自分の元々の資産額と相談しながら仕組み作りをしていくということは重要となってきます。
継続する
不労所得は多くの場合仕組み作りをしてすぐに収入が得られるというものではありません。
アフィリエイトで例えると、自分のサイトを開設して数日で不労所得が得られるということはほとんどありません。
大体の場合数カ月ほど時間をかけてコツコツと続けていった結果不労所得に繋がります。
最初はなかなか結果が出なく投げ出してしまいたくなるかもしれませんが、不労所得を得るためにはそのような期間も根気強く継続して続けていく必要があります。
キャパシティを理解して戦略を練る
これはどの種類の不労所得にも言えることですが、不労所得の仕組み作りをする上で戦略を練ることはとても大事です。
例えば副業で不労所得を得ようとしている場合、本業との兼ね合いは可能でしょうか。時間的に難しくないでしょうか。
また脱サラして不労所得を得ようとする場合、仕組みが完成するまでの間生活できるだけのお金は用意出来ているでしょうか。
仕組みを作ろうとしても、自分の今のキャパシティをオーバーしてしまっては仕組みが出来る前に崩壊してしまいます。
まずは仕組みを作る前に自分の現在のキャパシティでやり切れるかどうかを理解することも大事になってきます。
まとめ
不労所得を得ることができたら今よりも生活が潤うと同時に自由な時間も増えてとても魅力的ですよね。
今の時代不労所得を得ることは特別なことではなく誰でもチャレンジ出来るようになってきています。
仕組み作りをする前にそのリスクやなども理解した上で自分にとってベストな不労所得の仕組み作りをしていってもらえたら良いですね。
では今回も最後まで読んで下さり
ありがとうございました。
監修:五反田明駿