株式投資とは?

株式投資とは?


一般的に株式投資は、現物取引のことを指します。東京証券取引所をはじめとする国内市場に上場している株式を、投資家自身が持っているお金で売買することから現物取引と呼びます。


株ってなんですか?


例えばあなたが化粧品の販売業を始めようとした場合、商品の購入費や人件費など、多くの資金が必要になります。また、現在の事業を拡大しようとした場合にも、多額の資金が必要になります。こうした資金を調達する方法の一つが株の発行です。

企業(株式会社)は、事業活動を行うために必要な資金を出してくれた人に対して株を発行します。株を受け取った人は株主となり、株式会社の所有者の一人として、利益の一部を配当金という形で分配されたり、一定の権利が与えられるなどのメリットがあります。

資金の調達には様々な方法がありますが、株式会社にとっては、株を発行することで一度に多くの資金を集めることができ、銀行からの借り入れなどと異なり、返済義務がないなどのメリットを受けることができます。


株主の主な権利


1、企業の経営に参加する権利

株主総会に出席して、企業に対して意見を言ったり、重要な決議に投票して賛成・反対の意思表示ができる権利です。

2、利益の分配を受ける権利

企業が事業活動によって利益を出した場合、利益の一部を「配当金」として株主に還元します。配当金は企業の業績や経営方針などにより、必ず受取れるとは限りませんか、利益が増加すれば配当金も増えるため、株主にとっては貴重な収入の一つになります。

3、企業が解散する際、財産の分配を受ける権利

企業が解散する際には、まずは借金などを返済し、さらに財産が残る場合、株主はその株式数に応じて残った財産を受け取ることができます。ただし。企業の財産より借金の方が多かった場合、株主への分配はありません。


はじめての株式投資 簡単Q&A集


・昼間は仕事があるけど株の取引はできますか?

株の売買は通常、平日の9時から15時までの時間帯で行われていますが、注文はほぼ24時間出すことができます。そのため、日中は仕事で忙しい人でも、夜間や休日など時間の空いているときに注文しておけば、株の売買が可能です。また、PTS市場を利用すれば、お昼休みや仕事終わりの遅い時間でも株の売買をリアルタイムに行うこともできます。

なお、スマートフォンからでも売買注文を出したり投資に欠かせない情報収集を行ったりできるため、お昼休みや移動中などのちょっとした時間を活用することもできます。

・株の取引にはどんなコストがかかりますか?

売買が成立することを約定(やくじょう)といい、約定した株価×株数を約定代金(やくじょうだいきん)といいます。株の取引は、この約定に応じて取引手数料がかかります。

取引手数料は、1回の約定代金ごとに○%と設定されているケースや、1日の約定代金合計に応じて100万円以下なら一律○○円というように定額制をとっているケースなど、証券会社によって様々です。

・株の税金について教えてください

株取引では、「配当金」や「売却益(値上り益)」などの利益に対して20.315%の税金がかかります(※)。

※平成25年1月1日から平成49年12月31日までの25年間、復興特別所得税として所得税額に2.1%が上乗せされます。

・「日経平均」ってなんですか?

「日経平均」とは、日本経済新聞社が東証1部に上場する企業の中から業種等のバランスを考慮して選んだ、日本を代表する225社の平均株価です。「日経平均株価」「日経225」などと呼ばれることもあります。

「日経平均が上がっていれば多くの企業の株価が値上りしている」、「日経平均が下がっていれば多くの企業の株価が値下りしている」という見方ができ、株式市場全体の大まかな値動きを把握することができます。

このため注目度が高く、テレビのニュースなどで「今日の日経平均は○○○円でした」というように紹介されることも多々あります。


では今回も最後まで読んで下さり
ありがとうございました。




監修:五反田名駿

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